あらあら、レオパレス、今度は、当時の社長の指示で組織的に建材変更していたと明らかになっちゃいました。
ていうか、普通にサラリーマンやってる人なら、社長が施工問題について知らないなんてことないとはありえないって思っちゃいますよね。
詳しくは本日の内容をお読みください。
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■本日の内容■
姫ちゃん、レオパレスそろそろ本当にヤバくなってきた。
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こんにちは、姫ちゃんです。
何度も言っていますが、レオパレス、ヤバいです。
テレビも新聞もそして、週刊東洋経済(3月23日号)でも特集が組まれています。
社会のレイトマジョリティーを対象とするマスメディアに取り上げられている時点で、
すでに相当追い込まれているわけですが、具体的に今回の経緯をまとめるとこうなります。
■レオパレスに関連するヤバい歴史(姫ちゃんまとめ)
バブルまで(1970~1990年代前半)
・アパート分譲
バブル崩壊後(1990年代後半~2008年)
・サブリース開始
リーマンショック以後(2008年以降)
・終了プロジェクトで経営回復
なお、終了プロジェクトとは、空室が多いサブリースのオーナーとの契約を「終了」させていくというプロジェクトのことです。
ずっと借り上げしてくれて安心だ!と思っていたオーナーには寝耳に水です。
その後、
・レオパレス訴訟開始(LPオーナー会)
その辺の経緯はこちらの記事をご参照ください。
■突撃取材「家主の私がレオパレスを訴えた理由」集団訴訟はなぜ起きたか?
https://www.mag2.com/p/money/27826
・ガイアの夜明けで複数回放送される
・施工不良問題で建築基準法違反が明らかになる
・金融庁が全国の地銀にレオパレス物件に対する融資の状況調査を指示
・設計にない部材での建築は元社長の指示により組織的に行われていたことが明らかになる!NEW!!
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====いまここ====
以前のメルマガでお伝えしました通り、レオパレスの財務状態は2018年6月の有報によると
・賃貸事業の売上:約4294億円
・サブリース支払:約2780億円
・現預金:約786億円
となっています。
つまり、サブリースの支払いだけで毎月232億円かかるということです。
これでレオパレスの空室がバンバン増えたらどうなるでしょうか。
レオパレスの賃貸のおよそ半分は法人契約なのですが、大手の法人は建築基準法で適法な物件しか契約しないので
今後は大手の法人からの社宅等の解約が予想されます。
さらに、建築基準法違反に基づき、建築の免許をはく奪されたら、どうなるでしょうか。
このメルマガの読者はみなさま聡明なので、よーくご存知の通り
サブリースの物件は、建築コストが通常よりも高く、その高い利ザヤでサブリース支払いをするという自転車操業的な側面があります。
レオパレスでは「終了」プロジェクトで、空室の多いオーナーの物件を切り捨てたことで、自転車操業は免れているものの、新築を建設できないことのインパクトは計り知れません。
というか建設業の免許があってもなくても、これほどのイメージダウンをしてしまった同社に新築を依頼するオーナーがどれほどいるのかは、誰でも推測できることだと思います。
そして、すでにほとんどの銀行は、レオパレス物件に対する融資を停止しています。
なので、マジでヤバいんです。
■LPオーナー会の訴えはレオパレスの破たんを予測している
レオパレスを訴えているLPオーナー会は、2月の時点で国交省に対し、正しく改修工事が行われるようにレオパレスへの介入を訴えています。
それとともに金融庁には「改修工事が完了するまでレオパレスが破たんしないように低金利融資などの支援」を訴えています。
この意味するところは、LPオーナー会、すなわちレオパレス物件の現役オーナーたちは、
「このままではレオパレスは施工不良のアパートの改修工事が終了するまで耐えきれない可能性がある」
と考えているということです。
まぁ、そんなわけで、レオパレス物件を安く買いたたこうと思っている投資家の人たちは
融資がつかないので現金でしか買えず、買った後にもしかしたら改修工事が必要になるかもしれなくて、風評被害で入居募集が難しいかもしれないってことを覚悟して購入を検討してください。
でわでわ。